「16歳は“使い勝手”が良い」刺し傷20か所以上の凄惨な犯行はなぜ?

井上貴博キャスター:
16歳の少年たちは、なぜ実行役として犯行に及んだのでしょうか。

元警視庁捜査1課理事官の副島雅彦さんによると「16歳は“使い勝手”が良い」といいます。

また今回の事件は、刺し傷などが20か所以上という残忍な犯行でした。副島さんによると「経験の浅い子どもは『やらなかったら自分がやられる』と精神的に支配され、言いなりになってしまう傾向がある」ということです。

元警視庁捜査1課理事官 副島雅彦さん:
16歳という年齢に私もショックを受けました。

16歳という年齢は、精神年齢的に非常に浅はかで、罪の重さを理解していません。指示する側(トクリュウ)からすると、精神的に支配しやすく“使い勝手”が良かったのだと思います。

16歳というと、体格は大人と同じで、体力的にも(実行役として)問題なかったのでしょう。

そして、4人が仲間で同じ16歳ということで、少年たちの中で安心感のようなものが働いていたのではないでしょうか。

出水麻衣キャスター:
刺し傷が20か所以上という事件の凄惨さについては、どう見ていますか。

元警視庁捜査1課理事官 副島雅彦さん:
おそらくイヤホンマイクなどを通じて指示を受けていて、指示役に完全に支配されている状況下であり、また実行役も身分確認などをされているでしょうから、「(指示通りに)やらないと、自分がやられる」という心理だったと思います。

犯行内容は非常に残虐に見えますが、少年というのは意外と残虐性が出てしまったり、被害者の状態など現場が見えていない指示役が必要以上に乱暴な指示をしたりすることがあります。

また、仲間に危害を加えられる可能性から、逃げれないという心理もあったと思います。やらざるをえないという状況で、ある意味パニックに近い状態で犯行に及んだのではないかと考えています。

井上キャスター:
実行役は「使い捨ての駒」とも言われますが、少年たちの指示役として夫婦がいるといわれています。しかし、そのもっと上にも指示役がいるのではないでしょうか。

元警視庁捜査1課理事官 副島雅彦さん:
どこまであるのかはわかりませんが、今回の件は間違いなく、指示役とみられる夫婦の上にも指示役がいると思います。

夫婦はリクルーターであり、現場の指示役であり、見届け人であり、中心的なメンバーだと思います。さらに上の指示役が、現場の人間に指示をするというやり方が考えられます。