■「大人vs子どもではない」若者は未来ではなく、いま
2022年12月、レナさんは、韓国で行われた世界サミットでこう訴えていました。

レナさん:
私たち若者は『君たちは私たちの未来だ』といつも言ってくれます。しかし、私はそうとは限らないと思います。私たちは、皆さんと同じように、現在の一部です。若者も現在なのです。
(We the youth are always told we are your future. However, I believe this statement is incorrect. We are part of the present as much as you. Youth are the present.)

小川キャスター:
レナさんの「若者は『未来』ではなく『今』なのだ」という言葉が印象的でした。それはどういった思いから発せられたのでしょうか?
レナさん:
今の環境問題をよく「上の世代のせいだ」と言うが、私たちは色んな意味で今を生きていて、今の負担を感じている。同じように未来の希望を持っているので、大人vs子どもではなく一緒に何かできたら、今までになかった解決策が出てくるのではないか。
2023年、レナさんは「子ども」から「成人」になります。
小川キャスター:
成人になる2023年はどんなふうに過ごしたいですか?
レナさん:
まずは大学受験を無事に終わらせるのが第一です。
小川キャスター:
いま受験生ですもんね。ごめんなさい、現実に引き戻しちゃった。
レナさん:
スピーチでも「かっこいい大人になってください」と自分が言ったからには、ちゃんと自分が実行できるようにしていきたいと思う。ちょうどいい時期にスピーチをさせていただいたなってすごく思ってて、(言葉が)自分に返ってくるので・・・
小川キャスター:
レナさんが目指したい未来と社会はどういったものですか?
レナさん:
理想の社会は、議論はなくさないが、自分の意見を安心した場で言えるようなところまでは持っていきたい。誰にも聞いてもらえないのではという不安をまず無くすことが私の理想の社会です。