ヒグマが覆いかぶさり「口が開いて噛もうと…」
鹿又さんが当時の状況を再現してくれました。
鹿又保夫さん(78):
逃げる場所がないから、下がろうと思ったら、後ろが丘陵地になってるから、引っかかって後ろバターンってこんな感じ、こんな感じでバターンって、こうやって私がひっくり返ったんですよ。
それでヒグマがグワーッと覆いかぶさってきた。そして、目の前で口が開いて噛もうとしてきた。
それで、足をバタバタさせて、拳を振ったんですよ。そうすると、ヒグマのちょうど鼻に当たったんです、拳が。まあ腹も蹴ってたんだけど。それで、逃げていってくれたから、こうやって帰ってこれたけど。
ほとんどもう命はないと思ってました、だから。もう終わったなと思ってました。
今でも、山菜採り40年以上もやってるから、ヒグマなんか何回も見てるんです、山で。ヒグマのフンなんか山にいたらいつも、いっつも見てるんですよ。もうその山歩きばっかりしてるから、ヒグマのフンだとかは慣れてるし、実際にはヒグマを何回も見てるけど、向かってこられたのは初めてですよ。びっくりしました。














