地域の人たちの防災意識を高めようと、高校生が主催する防災教室が高知県本山町で開かれました。災害時の避難について住民の意識が変わるチャンスになればとの思いが込められています。
防災教室を開いたのは、嶺北高校3年の佐藤皓太郎(さとう・こうたろう)さんです。佐藤さんは以前、授業の一環で地域の人たちにアンケート調査を行った際、「災害発生時には避難できない・しない」と考えている人が一定数いることを知りました。そこで、地域の人たちに防災意識を高めてもらおうと、ホームセンターを経営するフタガミに講演を依頼しました。
9日は嶺北高校の生徒らが参加。地震が発生した時には状況によって体勢を変え、臨機応変に対応する必要があることなどを学んでいました。

■防災教室を主催した佐藤皓太郎さん(嶺北高3年)
「僕たちの年代は東日本大震災・熊本地震を体験しているが(幼すぎて)鮮明な記憶として残っていない」「意識を変えるチャンスにつながるのではと思いフタガミ(さん)に来てもらった」


嶺北高校は今後も、生徒が主体となった地域防災の取り組みを続けていくということです。