9日は成人の日です。成人の対象年齢が18歳に引き下げられたものの、県内の成人式はこれまで通り二十歳が対象でした。高知市では8日に成人式が行われ、およそ2400人が二十歳の門出を祝いました。会場では友人との再会を喜んだり、成人としての自覚を新たにしたりする様子が見られました。
高知市の呉服店は早朝から着付けとヘアメイクに大忙し。最初のお客さんは朝6時半に来店したといいます。
なかなか着る機会がない振袖に、少し緊張した面持ちです。

■新成人
「振袖ってあまり着る機会がないのでそのおかげで気持ちがすごい引き締まってるので、このあとの成人式もすごく楽しみな気持ちです。柄自体はチューリップでシンプルなんですけど、柄が左右非対称になっててそれが気に入ってます。私は今年から社会人なので新鮮な気持ちでいろんなことに取り組んでいきたいと思っています。」「ポイントは袖の方にも下にもいっぱいお花があってラメもキラキラしてるんですごく気に入ってます。専門学校に通ってるんですけど、いろんな人にこれまでお世話になってきたので社会にも貢献していけたらいいかなと思っています。」
2022年4月の民法改正で成人年齢が18歳に引き下げられましたが、高知市では今年度20歳を迎える3041人が成人式の対象となりました。
式では高知市の岡崎誠也(おかざきせいや)市長が、「コロナの影響で思い通りにいかないことも多かったでしょうが、皆さんには可能性がある。頑張りましょう!」と10代の最後をコロナ禍で過ごした若者たちにエールを送りました。

■新成人
「しっかりやっていかないかんなあ」「大人になってしまったなあ」「とりあえずは大学の勉強を頑張りたい」「お金を頑張って貯めたい」

「配慮ができる人になりたい」「周りが見えて気配りができる優しい人になりたいです」

「今、工業系の勉強をしています。(将来は)真面目なお父さんになりたい。」

「歯科衛生士になります。みんなのお口の中の健康を守れるような歯科衛生士になりたいです。」

「将来の目標はお金持ちです。お母さんありがとう!」

「今奈良にある大学に通っていて、デザイン系の学校なんですけど、卒業制作が今すごく忙しいんですけど、また高知に帰ってきて就職したいなと思っています。」

「新しい門出に立ったといいますか…とりあえず…ここまで来たんだな…。ちゃんとした職に就きたい。それだけです。あとは健康に生きて。」

「チマチョゴリで韓国のやつです。韓国人です。夢に向かって頑張ります。イラスト関係の…」

「(お子さんですか?)姉の子どもで…将来の目標は、今自分大学に通っているんですけど、教員になれたらなと思っています。ON、OFFはしっかりできるように、親しみやすい先生になれたらいいなと思っています。」

「子どもだ子どもだと思ってたんですけどいつの間にか成人して、日ごろから段々大人になってきたなっていうのが分かるようになってきました。これから頑張ってほしいですね。」

「もう20歳かあみたいな。気付いたら20歳だったんであんまり実感ないですけど皆に祝ってもらってうれしかったです。」「本当に散々迷惑かけてきたんで『今までありがとうございます』とだけ、本当に。『これから頑張ります』と」

「(コーディネートのテーマは?)誰ともかぶらないのがよかった。わがまま言って色にしてもらいました。大学の勉強を本当に頑張りたい。法律、法学部です。将来は警察官になりたくて、国際的に活躍できる警察に。」
晴れの日を迎えた若者たち、大人の自覚を胸に決意を新たにしていました。