愛媛県で60年ぶりとなる全国植樹祭が開かれ、天皇皇后両陛下が出席されました。

天皇皇后両陛下は、17日午後2時ごろ、愛媛県松山市の県総合運動公園に到着し、県産のスギやヒノキで作られたお野立所に着座されました。

全国植樹祭の愛媛県での開催は60年ぶりで、開催理念として森林の整備や資源の循環利用促進などを掲げています。

式典にはおよそ2600人が参加し、天皇陛下は「森林資源の循環利用や健全な森づくりに向けた活動の輪が、ここ愛媛の地から全国へ、そして未来へと大きく広がっていくことを願います」などとお言葉を述べられました。

天皇陛下は花粉の出ないスギなどの苗木を、皇后陛下は宇和島市だけに自生しているトキワバイカツツジなどの苗木を、それぞれ子どもたちと一緒に植樹されました。また、両陛下はクロマツや松山市の市花ヤブツバキの種をお手播きされました。

これに先立ち、両陛下は17日午前、愛媛県立とべ動物園を訪問されました。そして、国内で初めて人工哺育に成功したホッキョクグマの「ピース」をご覧になり、母親代わりとなって「ピース」を育てた高市敦広飼育員から説明を受けました。
ピースがエサを食べる姿を見て、皇后さまは「可愛いですね」「食欲が旺盛」と笑顔で話されたほか、両陛下で記念撮影をされました。

また、去年12月にインドネシアからやってきた絶滅危惧種のボルネオオランウータン「ジェニファー」も見学され、インドネシアと共同で進める繁殖プロジェクトについて説明を受けられました。