「これが私たちの使命」 息子を失った救急隊リーダーが語る現実

隊をまとめるスレイマンさんは、次のように話します。

救急隊リーダー スレイマンさん
「医療チームの任務を妨げる“心理戦”のようなものだと思います。まだ生きている人たちのもとに到達するのを阻止するためです。より多くの犯罪を重ね、多くの人々を殺害するためです」

スレイマンさん自身も3月に、15歳の息子・ジュードさんをイスラエル軍の攻撃で失っていました。

6歳のころからスレイマンさんとともに地域の人のために活動していたジュードさん。今回も、ベイルートに避難するよう求める父の説得を断り、食料配給の手伝いをしていた際に犠牲になりました。

救急隊リーダー スレイマンさん
「これが私たちの使命です。必要とされる限り、この役目を果たし続けます。亡くなった若者たちも、そのために命を落としました。困っている人がいる限り、支え続けます。犠牲を払うことも覚悟しています」

停戦後も空爆が続くレバノン。命を救おうとする人たち自身が、命を落としていく現実があります。