「標的にされていた」 狙われる救急隊…“4重攻撃”で4人が犠牲に
4月15日に負傷者の救助活動を行っていた際のボディカメラの映像があります。ナバティエ近郊の町で、イスラエル軍による空爆が発生した直後のことでした。

救急隊員 ハマディさん
「通報が入ったんです。『仲間の救急車が3度も攻撃され、負傷した隊員が取り残されている。彼らの救助に向かってくれ』と」
この時、救助活動にあたったハマディさんは、同僚のアブ・ザイドさんとともに活動にあたりました。「最初の爆発後にかけつけた救急隊が攻撃を受け、さらに増援の救急隊が連続して攻撃を受けた」との通報を受け、急行したといいます。
救急隊員 ハマディさん
「私と彼は負傷者を運び、別の仲間も一緒でした」

負傷者を救急車に搬送し、治療を始めた次の瞬間、イスラエル軍による4度目の攻撃。破片が救急車を貫き、アブ・ザイドさんは腹部に被弾。その場で死亡しました。
最初の攻撃のあと、かけつけた救急隊に攻撃を加える「ダブルタップ」。今回はそれが4回に及んだことから、“4重攻撃”とも呼ばれています。一連の攻撃で、4人が犠牲になりました。
救急隊員 ハマディさん
「私たちが攻撃を受けたのは初めてではありません。ただ、これほど強力な攻撃で、直接狙われていると感じたのは初めてでした」
「標的にされていた」と話すハマディさん。戦時下においても、救急隊員や医療機関への攻撃は、ジュネーブ条約などの国際法で明確に禁じられています。

レバノン保健当局によりますと、2026年3月のイスラエルとヒズボラの戦闘開始以降、レバノンでは救急隊を含め、少なくとも100人以上の医療従事者が殺害されたということです。














