紙とデジタルの組み合わせ…ベストミックスを目指す
糸賀キャスター
今後の導入の方向性や課題について、専門家に聞きました。

山梨大教育学部附属教育実践総合センター 三井一希准教授
よく誤解されるのは、全てデジタル教科書だけになり、紙の教科書がなくなるということです。ただ、これは国でもそのようなことは望んでいませんし、想定もされていません。あくまでも紙だけでなく、デジタルの良さを取り入れて、ベストミックスな形を目指していこうということです。
山梨大教育学部附属教育実践総合センター 三井一希准教授
学習内容によっては確かに紙の方が頭に入るといったことあります。一方で、デジタルだからこそ、音声を聞くことができたりとか、自分の考えを蓄積していくことができるといったものがありますので、そこをうまく組み合わせて、一番いい形で学びやすさであるとか、わかりやすさってことを作っていくのがいいんじゃないかなと思います。
デジタル教科書のデメリットについては。

山梨大教育学部附属教育実践総合センター 三井一希准教授
端末の充電を忘れてしまった場合、また端末がフリーズをしてしまった場合などは、そもそも教科書を開くことができないといったデメリットが挙げられます。また画面をずっと見ていることによる視力低下などの健康面を懸念する声もあります。ただし、これは紙かデジタルかに限らず、授業中ずっと教科書を見続けているような授業自体に改善の余地があるのではないかなと思っています。
糸賀キャスター
三井准教授によりますと、そもそも学校の先生も、デジタル教科書の「実践経験」が少ない先生もいるので、「有効活用例(こんな活用例がありますよ)」というのを学校や先生ごとに情報共有することが大切だと話していました。
コメンテーター寺田明日香さん
「どちらか一方じゃない」とうかがって、ちょっと安心したんですけど。やっぱり先生もおっしゃってたように、うちの娘に聞いても「充電コーナーがいつも混んでる」みたいな。
「充電忘れてくる」みたいな子が多いみたいで、「これは確かにちょっと不安があるな」っていう風に思いましたし、うちの子は、いま6年生で受験生なんですよ。中学校受験組なんですけど、やっぱり『書いて覚える』というのが大事だなという風に思っていて。私も活字派なので、はい。やっぱり紙はちょっとなくしてほしくないな、という風には思っています。
糸賀キャスター
そうですね。何か「すべてデジタルになってしまうのではないか」と思いがちなんですが、専門家の三井准教授も「紙がいいところ、デジタルがいいところ、それぞれの割合が良いバランスに今後なっていくのではないか」と見ていました。
堀内キャスター
運用が学校とか先生次第な部分もあり、なんか学校差とか地域差とか、そういったことが生まれるのは好ましくないなと思いますので、その辺りをちょっと気をつけてもらいながら、子どもたちの理解の助けになるような、いい形で今後活用されていくようになってくれればいいなと思います。














