最難関の手術!甲羅を開き…超巨大!“尿路結石”を取り出す

そして、この日一番の“難関手術”が控えていた。ケヅメリクガメのかめきちちゃん。数日前から苦しそうな様子が顕著になり、レントゲンを撮ると…。

関根大樹 獣医師
「結石がある、2つ。リクガメは慢性的な脱水でなることが多い」

野球ボールよりも大きい、直径10センチの膀胱結石が下腹部を圧迫。排便もできない状態だという。

手術開始。まず おなか側の甲羅に線を引くと、医療用のこぎりを使い、線に沿って甲羅に切り込みを入れていく。だが甲羅は硬く、かなりの体力勝負だ。

関根大樹 獣医師
「切り方も(コツが)ある。このまま直角に切ってしまうと、甲羅パカッてはめる時に(体内に)ズボッていっちゃう。なのでちょっと斜め45度くらいに切らないと、(戻す時)ハマらない」

40分をかけようやくお腹が開くと、すぐにペアンなど鉗子を使って、結石の摘出を試みるが…

関根大樹 獣医師
「でかいんですよね」「うーん、手の方が良いか」

開始から1時間。命のタイムリミットが刻々と近づく中、先生は自らの手で結石を掴み取ることに。しかしその大きさが、手術を阻む。

関根大樹 獣医師
「ふう…大変です、これは…」

そして手術開始から1時間半。ついに、“巨大な尿酸の塊”結石が2つ出てきた。重さは合わせて、400グラム。

関根大樹 獣医師
「じゃあ閉めます」

お腹側の甲羅は、パテを使ってとめておけばいずれくっつくそうだ。

手術後。麻酔から目がさめるまで無事か分からないため、先生はかめきちの側から離れず、ずっと寄り添い続ける。

関根大樹獣医師
「…起きてきた。頑張った」

時刻は、まもなく夜の12時。先生の長い1日が終わった。

関根大樹 獣医師
「体力的には消耗しますし疲れますけど、つらいと思ったことはないですね」