動物たちの“ウソを見抜く”!NASAが開発した『最新医療技術』

関根院長は、体重変化や食欲減退など僅かなサインも頼りにし、動物たちのウソを見抜く。その強力な助っ人となるのが、一般的な動物病院にはないテクノロジー。

関根大樹 獣医師
「少ない血液量でも肝臓の数値や腎臓の数値を見れる機械。小動物からとれる血液量は限られているので」

もとはNASAが、輸血が難しい宇宙空間で少量の血液で検査を行うべく開発した技術。身体が小さく、僅かな出血が命取りなエキゾチックアニマルの血液検査が可能になる。

食欲不振が見られる、チンチラ・九郎くんの血液検査の結果は、人間の健康診断レベルに詳細だ。

関根大樹 獣医師
「白血球数 47という値で基準値は問題ない。赤血球数も問題ない。腎臓の値になるが、『BUN』というのが結構高い52。脱水によって上がっちゃってるのかな」

レントゲン検査などを経て、九郎くんは胃が胸に飛び出す『横隔膜ヘルニア』という珍しい病気だと判明。手術をするか、経過観察か。関根院長の判断は…

関根大樹 獣医師
「ヘルニアは正直治すとなると、外科的に穴を塞がなきゃいけないが、なかなか(手術は)大変。チンチラさんでは一般的な病気ではないので、結構リスクも高い」

選んだ道は、命を落とすリスクのある手術を無理に行わず、薬でお腹の調子を整えながら“病気と付き合っていく”ことだった。