高知県南国市で9日、新春恒例の「消防出初式」が行われ、消防団員らが決意を新たにしました。
南国市で行われた「出初式」には南国市の消防関係者らおよそ400人が参加。今年は初めて岡豊高校吹奏楽部の演奏に合わせて入場行進しました。式では、消防団員らが人員・服装の点検、消火器を使った初期消火訓練を行ったほか、今年度新しく配備された3台の消防車両が紹介されました。
「出初式」は消防関係者の1年の仕事始めの行事ですが、感染拡大の影響で今年は一部の市町村で「出初め式」を中止しています。南国市ではこうした状況の中出初め式を行えたということもあり、式では出席者が改めて今年1年の決意を新たにしていました。

南国市消防団 棚橋正志団長
「出初式を行って清々しい気持ちでいっぱいです。(南国市消防団は)一体感が素晴らしいと自分でも思っています。私もずいぶん助けられています。今年いっぱいも消防本部と連携して頑張っていきたいと思っています」

消防庁の統計によりますと、2022年1月から9月までに高知県内で起きた火災の件数は229件だということです。