装飾香水瓶が大ヒット ガラス工芸で「光の魔術師」として再び世界へ
ラリックのガラス工芸作品、装飾性豊かな香水瓶。大ヒットの理由が凝縮されている

ガラスの世界に転じたラリックが最初に大きな成功を収めたのは、香水瓶だった。展示作品のひとつ「4匹のセミ」と名付けられた香水瓶は、一見して斬新な印象を与える。
国立工芸館・唐澤昌宏館長(当時)「シンプルな香水瓶というのは巷にいっぱいあるんですけども、非常にデコラティブな、装飾性豊かな香水瓶を作った。それによって使ってみたいという気持ちと、この瓶もほしいという気持ちになりますよね」
パッケージ自体が欲しくなるという消費者心理を、ラリックはすでに19世紀末から20世紀初頭に体現していたのである。

こうして近代宝飾の革命児は、ガラス芸術においても「光の魔術師」として再び世界を魅了していく。














