去年から仙台市内で始まった新しい事業で活躍する68歳の女性がいます。その事業の名前は「ジーバーフード」。一体どんなことをしているのでしょうか。

■「ジーバーフード」事業は、ジーちゃんバーちゃんが主役

去年11月、仙台市内で新しい事業をお披露目する記者会見が行なわれました。その名も「ジーバーFOOD(フード)」。


「おじい(ジー)ちゃん」と「おばあ(バー)ちゃん」が弁当を作り、企業で働くビジネスマンに弁当を届けるサービスです。

小出悠貴記者:
「こちらがその弁当です。意識しないと摂りづらい野菜や海藻、魚などを使った献立となっています」


この弁当、どのように作られているんでしょうか?

千葉美津子さん、68歳。
ジーバーフードで活躍する「おばあちゃん」です。

千葉美津子さん:
「気合い入れます!ビシッと!」

弁当を作るのはもちろん全員…。

「76歳です!」「67歳です!」「80歳です!」


おじいちゃんとおばあちゃん。
長年家庭で料理を作ってきただけあってみなさん手際よく調理を進めます。

千葉美津子さん:
「自分的にはおばちゃんという意識はなくて、お料理好きでここに来ている」


千葉さんは、2005年に夫の隆三さんをがんで亡くし、自身も悪性リンパ腫を患い、今も後遺症で顔全体に痛みがあります。