現状は「まだまだこれから」自民党が目指す“憲法改正4項目”
高柳キャスター:
自民党が改正を目指している4つの項目があります。

【自民党が目指す「憲法改正4項目」】
▼自衛隊の明記
憲法9条に自衛隊に関する項目を追加
▼緊急事態条項
・大災害時などの議員の任期延長可能に
・内閣の権限強化も
▼参議院の「合区」解消
「一票の格差」是正のため、隣接県を1つの選挙区にまとめた「合区」を廃止
▼教育の充実
経済状況に関わらず誰もが良質な教育を
議論はどこまで進んでいるのでしょうか。

TBS報道局 政治部 大室裕哉 記者:
「憲法改正」の現在地は「まだまだこれから」です。
9条に自衛隊の明記をすることが、自民党の本丸です。
自民党で憲法改正に関わる重鎮議員も「最初の発議に自衛隊の明記が入ってこないことは絶対にない」と話しています。
ただ9条2項の削除を主張する日本維新の会との足並みが揃っていないこともあり、国会での議論も進んでいない状況です。

参議院では与党で過半数(発議に必要な3分の2)に達していません。
【参議院 会派別議席数(定数248)】
▼自民:101
▼維新:19
▼国民:25
▼公明:21
▼立憲:40
▼その他
自民、維新、国民、公明の4党で166議席と、3分の2の議席数となっています。
2025年6月に、自民、維新、国民、公明の4党は、緊急事態条項に関する憲法改正の骨子案をまとめていて、基本的に前向きなスタンスです。

ただ、緊急事態条項に関しては、参議院の自民からも「参議院の緊急集会で対応可能できるため、(憲法改正は)参議院軽視だ」との声があり、衆参の足並みにハードルがあります。
また、合区を「解消すべき」というのは参議院の各党で概ね一致していますが、実際にどう合区を解消するかはこれからの議論です。少数与党の参議院で合意形成をはかりやすい項目といえます。自民党・松山参院会長も「憲法改正の突破口になる」と話しています。














