どん底の昨シーズンと涙

そんな俊野選手には忘れられないシーズンがあります。

キャプテンを任された2024-25シーズン、チームは『5勝55敗』

チームは出口の見えない暗いトンネルをさまよい、自身も左足のケガでコートの外から負け続ける仲間を見つめるしかない、もどかしい日々が続きました。

【俊野 佳彦選手】
「試合に出たいし、出ないといけないと思うけれど出られないという状況で、すごく悔しいし、やりきれない…」

それでも、およそ2か月ぶりの復帰を果たすと、会場やチームの空気は一変しました。

チームメイトで主力の古野 拓巳選手は「俊野選手がシュートを決めると会場が盛り上がる。彼の偉大さは背中を見て気づかされたし、敵わない」と語りました。

記録的大敗を喫したシーズンでしたが、ホーム最終戦の会場には、チームを信じてオレンジ色に染め上げる4000人超のブースターの姿がありました。

その光景を見渡し、俊野選手は「バイクスは1000人入らないところからスタートしましたし、愛媛のバスケットがここまで来たなとすごく感じた」と感慨深げに振り返りました。

試合後、俊野選手の目には涙がありました。

【俊野 佳彦選手】
「ケガして戻れるかわからない状況で…本当に久しぶりに熊本でのプレーオフで負けた時ぐらい感情的な状態になりました」