宮城県産の乾海苔の出来栄えを競う品評会が開かれました。上位2点に選ばれた海苔は2月、皇室に献上されます。

審査員が鋭い眼差しで見つめるのは黒く輝く「ノリ」。


6日、塩釜神社では県産の乾海苔の出来栄えを競う品評会が開かれました。東松島市や塩釜市など4市2町から選りすぐりのノリ98点が出品され、漁協や県の担当者が一点一点手にとって審査しました。最も優れた「優賞」には宮城県漁協・仙南支所の木村清一さん、「準優賞」には七ヶ浜支所の坂本寿さんの乾海苔が選ばれ、この2点は2月、皇室に献上される予定です。

県漁業協同組合塩釜総合支所 佐藤宏己総合支所長:
「水温・気温など条件がいろいろあるが、好条件で重なったので良い海苔ができた。今年は今の状況を継続して、いい海苔をたくさん作ってくれればと思っている」


去年12月、低気圧が発生し、漁場に栄養が行き渡ったことなどから、今シーズンは色が黒く、艶があり良い出来になっていて、昨年度より1億枚以上多い4億枚の生産を目指しているということです。