新型コロナとの同時流行が懸念されるインフルエンザについて今月1日までの1週間の患者の報告数が前の週の3.4倍となり、注意報が発表される基準値に迫っています。

県によりますと今月1日までの1週間に報告されたインフルエンザの患者数は554人となっており、約1か月前(11月28日~12月4日の1週間)の6人から急増しています。

このうちおよそ7割が1歳から14歳までの子どもへの感染となっています。また1医療機関当たりの患者報告数は9.89人(全国平均は2.05人)と前の週のおよそ3.4倍となっていて、インフルエンザ注意報の発表基準である10人に迫っています。

例年、インフルエンザは1月から2月に流行のピークを迎えることから新型コロナとの同時流行が懸念されています。県は改めて、3密を避け手洗いやマスクの着用、インフルエンザの予防接種といった感染対策をするよう呼びかけています。