■ プロ“初”スタメン “初”ヒット “初”ホームラン

増田:「(これが)初ホームランのバットです」
球団スタッフ:「ええとこで打っとるやん」

増田:「はい。芯です。家持って帰ろうと思って」

1軍定着への足がかりを掴んだ去年。増田選手の同級生で輝きを放った選手がいました。
日本人選手シーズン最多の56本のホームランを放ち、史上最年少で三冠王に輝いた『村神様』ことヤクルトの村上 宗隆選手です。

中学時代には九州選抜でチームメイトにもなった村上選手の活躍が、増田選手を奮い立たせています。

増田:「すごいなという気持ちで見ていますし…いずれは一緒の舞台で対戦できるように僕も頑張っていきたいという気持ちにさせてくれますし、負けていられないという気持ちが強いです」

増田選手は、今年5月で24歳。年男です!

記者:ウサギと言えば、ウサギとカメの話がありますが、増田選手は?
増田:「僕はカメだと思うので、村上が先に行ってますけど…なんとか一緒のレベルとは言わないが、そこを目指して“対等で喋れるようになりたい”ですね」

■ 退団した松田選手のような存在に…

昨年は増田選手の身の回りでも大きな変化がありました。
長年ホークスの主軸を務め、増田選手と同じ右投げ右打ちムードメーカーでもあった松田 宣浩 選手が昨シーズンでホークスを退団しました。
“松田選手の後継者”と言われてきた増田選手には、例年以上の期待がかかります。

増田:「“そういうポジション”という選手は必要になってくると思うので、チームを盛り上げられるような、まだまだ僕では足元にも及ばないですけど…少しずつそういう存在になっていけるように、どんどん元気を出してやっていきたいと思っています」

■ 2023年の目標と長崎の人たちへメッセージ

今年の目標を色紙に書いてもらいました。

増田:「今シーズンの目標は“開幕1軍”です。やっぱり全員が目指すところだと思いますし、昨シーズンいい足がかりができたと思うので、その勢いのまま“開幕1軍”を勝ち取れるようにキャンプからアピールしていきたいと思っています」

最後に増田選手から長崎の人達へのメッセージです。

増田:「あけましておめでとうございます。福岡ソフトバンクホークスの増田珠です。今年はたくさんの長崎県民の皆さんにPayPayドームに応援に来て頂き、また8月に長崎で公式戦があるので僕を見に来てください!

応援よろしくお願いします。マスオ~!」

今年8月29日には、長崎市のビッグNスタジアムで『ホークス対オリックス』の試合が予定されています。
開幕1軍を勝ち取り、8月、長崎に凱旋。日本一まで駆けあがる『飛躍』が期待されます。