長崎市出身のプロ野球選手で福岡ソフトバンクホークスの増田 珠 選手23歳。
去年はプロ入り初ホームランも放ち、6年目となる今シーズンはさらなる飛躍が期待される増田選手(以下 増田)に今年の抱負を聞きました。

記者:昨季を振り返っていかがでしたか?
増田:「実りのあるシーズンでした」

記者:プロ“初”スタメンでプロ“初”ヒットが プロ“初”ホームランでした。
増田:「まさか入るとは思わなくて、とてもびっくりしました」

記者:今年は飛躍の年になりそうですね?

増田:「年男なので…いい1年になると信じています」

■ “選手生命の危機”から這い上がる

1999年、長崎市で生まれた増田選手は小学1年からソフトボールを始め、中学生になると硬式野球チームに所属し、15歳以下の侍ジャパンに選ばれるまでに成長。
当時の増田選手は自身の長所について──

増田:「自分の持ち味は声を出すことなので」

その後、名門・横浜高校へ進み、2年夏、3年夏と2度甲子園に出場。
18歳以下の日本代表にも選ばれ2017年、ドラフト3位でホークスに入団しました。

2年目で1軍デビューを果たすなど順調な野球人生でしたが、過去には選手生命の危機もありました。

2年目のオフ、高校時代に故障した右手首に再び痛みが出たため、手術という大きな決断をしました。

増田:「本当に辛いことの方が多くて…僕の手首のけがって結構大きかったので、もしかしたら骨もくっつかないって言われていたくらいだったので」

増田選手はどん底から這い上がります。

全治6か月を乗り越えて戦線復帰──
その努力は5年目の去年に花開き、1軍で15試合に出場。プロ初ホームランや得点圏打率.375と勝負強さを見せ、ファンや首脳陣に存在感を示しました。

増田:「本当に諦めなかった自分を褒めてあげたいし、諦めずにやってきてよかったなと思ったので、これからももっともっと出られるように頑張っていきたいと思います」