海外からの問い合わせが相次ぎ引く手あまた、絶好調でホクホクの冬がすごせそう…と、輸出が中心の企業に円安は追い風となっています。今回、円安で売り上げを伸ばす関西の企業を取材しました。

海外ブランド品の定価値上がりで「中古ブランド品買取」が絶好調

 幕を開けた2023年。関西経済や私たちの暮らしにとってどんな年になるのでしょうか?

 (関西経済連合会 松本正義会長)
 「今年はまあまあ良くなってくるんじゃないですかね。インバウンドも復調してきているようだしね」
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 (ダイキン工業 十河政則社長)
 「(日本は)食品をはじめとして輸入構造になっているでしょ。そうするとね、円安の中で物価高はそう簡単に収まらないと思います」
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 (京阪ホールディングス 加藤好文会長)
 「物価がある程度上がるのはやむを得ない。企業経営としても当然コスト高になりますから、いろんな知恵を絞って吸収していく」
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 多くの人や企業を悩ませる「円安」。去年10月21日には一時1ドル151円台になるなど歴史的な安値を記録しました。
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 一方で、この円安を追い風に好調な企業も関西にあります。中古ブランド品などの買取を行う「エコリング」。円安の影響もあって海外ブランド品の定価が軒並み値上がりしていることなどから、中古品の相場も高騰していて売りに来る人が増えています。
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 ルイ・ヴィトンのバッグ2点を売りに来た女性。15年ほど前に購入したものだということでそれなりに使用感もありますが…2点で6万4000円になりました。

 (バッグ2点を売却した女性)
 「思ったより高くて。スムーズに売却できてよかったと思います」
 (エコリング・エキスパートバイヤー 鈴木孝啓さん)
 「相場が上がっているので、数年前に比べるとかなり値段はついているかなと思います」