失われた「人生の最盛期」

女性は教団から決められた相手と結婚する「祝福結婚」も経験し、「合同結婚式」にも参加しました。写真や紹介などをもとに教団側が相手を選定する仕組みです。先祖の因縁や罪を清算し、“原罪のない子孫”を残すための重要な儀式とされています。

元信者:
「振り返ってみて一番つらかったのは、親を泣かせたことです。友達も失い、何一つ親孝行ができませんでした。人生の最盛期を教団に傾倒したため、キャリアを積むこともしませんでした。自業自得だと思いますが…自分を産んでくれた親に対して、もっと何かできなかったのかと後悔しています」

「あんなに一生懸命、あんなに熱心に信じて頑張っていたので、過去の自分を否定することは勇気がいるんでよね。だけど誰も幸せじゃないし、もう二度とその世界には戻りたくない。もっと自分を大事にしていきたい」

女性は教理の矛盾などから不信感が募り、2018年に脱会。今も教団に残っている知人の考えは尊重しつつ、組織や利権に縛られない「自由な信仰」のあり方を願っています。

取材:OBS八尋真梨絵記者