道北、オホーツク、道東などの学校は札幌を中心とした“道央圏”へ
では、修学旅行の行き先に道内を選択している中学校は、どこを訪れているのでしょうか?稚内市、北見市、釧路市の各教育委員会を取材すると、ほとんどが札幌方面でした。
札幌では、JRタワーの展望室から見る碁盤目状の街並みを俯瞰(ふかん)することで、生徒たちは明治の開拓使が描いたグランドデザインを視覚的に理解するほか、なかには専門学校や大学の訪問、企業見学をする学校もあり、進路選択やキャリア教育につなげる狙いもあるということです。
バスで札幌近郊を周遊する学校も多く、北広島市のエスコンフィールドHOKKAIDOでファイターズ戦を観戦したり、白老町の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」でアイヌ文化の理解を深めたり、また小樽市ではガラス細工体験を通じた伝統工芸や、ニセコでのラフティングといったダイナミックな自然体験など観光資源をフルに活用するコースが定番になっていました。
ちなみに道内第2の都市・旭川市の中学校は、修学旅行を実施した市内24校のうち19校が道内、5校が関東地方を訪れたということです(2025年度)。
また函館市では、修学旅行の行き先に「東北」が圧倒的に選ばれています。2025年度は、全19校中17校が道外、主に東北方面へ。札幌方面に行くのは2校のみでした。
道内の他の地域と少し違うこの傾向は、やはり「北海道の中で一番本州に近い街」という地理的な条件が作用しているかもしれません。














