フォーラム八戸の閉館まであと3時間あまりとなりました。多くの人が別れを惜しむフォーラム八戸に小野寺キャスターがいます。現在の様子を中継で伝えてもらいます。小野寺さん。

※小野寺キャスター
フォーラム八戸、きょう上映予定の映画は残り9本となりました。このあと午後6時35分からはじまる作品の入場受付がさきほど行われ、ほぼ満席になっています。館内は上映を待つ人や記念写真を撮る人の姿が見られます。

そして、こちらご覧ください。通常であればこの場所には今後上映を予定している作品のポスターが並ぶのですが、きょう5日が営業最終日のため、これまで上映した作品で役者のサイン入りポスターがズラリと飾られています。

薬師丸ひろ子さんや片桐はいりさんのサインもありますね。これまで上映してきた映画は約6000本。約237万人が足を運びここで思い出を刻んできました。



それでは、9つあるスクリーンの中から8番スクリーンに入ってみます。2003年からお客さんの姿を見続けてきた晴山支配人にお話を伺います。閉館まであと3時間あまりです。いまどのようなお気持ちですか?

※晴山努支配人
「いよいよ最後という事でやっぱりすごく寂しい思いもあるんですけど残り、最後までなんとか元気に完走したいと思っております。」

そして、きょう実は、映画館にいらっしゃった人にこれまでの思いを色紙に綴ってもらいました。よかったらご覧ください。

※晴山努支配人
「これ、今日ですか。たくさんの人にこうやって書いてもらって、感極まる思いです。」

色紙「今日初めて来ました。もっと来ていたら良かったです」「自分の子たちが親になり最後の日に親子3世代みんなで映画見にきました」

晴山さん嬉しいですね。本当に多くの人に愛されてきょうを迎えたことが伝わります。町のみなさんの協力によって作り上げられてきた映画館に晴山さんも特別な思いがあると思います。いま伝えたい思いをお聞かせください。

※晴山努支配人
「やはり19年と数ヶ月、お客様に支えて頂いてやって来れたモノですので本当に感謝…ありがとうございますという感謝の気持ち。一語に尽きますね…」

晴山さん、ありがとうございました。フォーラム八戸、最終作品の上映はこのあと7時50分でまだ席に余裕がある作品もあるとのことです。そして、午後10時、スクリーンでエンドロールを流れ、19年の歴史に幕を下ろします。