WHO=世界保健機関が新型コロナの感染拡大が続く中国について、死者数の数え方に問題があると指摘したことに対し、中国政府は「WHOは客観的立場を堅持するよう希望する」などと反論しました。
WHOの緊急対応責任者・マイク・ライアン氏は4日、中国が新型コロナの死者数を数える際、「コロナによる呼吸器不全」を条件にしていることについて、「定義が狭すぎる」と述べ、死者数の数え方に問題があるとの見解を示しました。
これに対して、中国外務省の毛寧報道官は5日の記者会見で、「中国は常に法に基づいて、リアルタイムかつ透明性をもってWHOとデータを共有してきた」などと反論しました。
中国外務省 毛寧報道官
「私たちはWHO事務局が科学的、客観的かつ公正的立場を堅持した上で、グローバルなコロナ禍において積極的な役割を果たすよう希望する」
中国政府はゼロコロナ政策を緩和する前までは、基礎疾患の悪化で死亡した場合もコロナによる死者に計上していましたが、集計基準を変更。現在は、コロナによって引き起こされたことが明確な肺炎や呼吸器不全が主な死因の場合に限り、死者として集計するように関係機関に通知しています。
感染拡大にともない中国では死者の数が急増しているとみられていますが、中国政府は「現在のコロナの感染状況は、コントロールできるものだ」と主張しています。
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