ホルムズ危機で航空燃料が… 減便でインバウンドに影響も
そんな中、観光業界を震撼させるニュースが世界を駆け巡りました。

ドイツのルフトハンザ航空が、10月まで2万便もの減便を行うというのです。ジェット燃料の価格高騰に加え、入手困難になったのがその理由です。
飛行機に使われるジェット燃料は、原油から10%ほどしか取れません。その上、凍結防止などの面倒な処理が必要で、今は利益率の高い軽油やガソリンなどの精製が優先されているというのです。
航空機の減便・運休の波は、ヨーロッパのみならずアジア・アメリカにも広がっています。そして、この事態が過去最高を更新し続ける日本のインバウンド需要にブレーキをかける恐れも。

2024年、松島では外国人宿泊客が過去最高となり、遊覧船のりばには外国人観光客が溢れていました。
今回の取材でも、アジアからの観光客が多く見られました。しかし、航空会社の世界的な減便が続けば、こうした賑わいに水をさす恐れが。

佐藤将希船⻑船
「まだ今のところ円安で来ていただいている部分はあると思うけど、世界情勢の今後はどうなるか分からないので、飛行機が飛ばないとか、危機感持って心配している」
小松篤司社長
「少しずつ(インバウンドが)増えてきて盛り上がってきたところで外国のお客様が減ってしまうとなると私どもにとっては非常に残念ですね」
まだまだ出口の見えない“ホルムズ危機”。IEA(国際エネルギー機関)の事務局⻑は、こう危機感を露わにします。

IEA(国際エネルギー機関) ファティ・ビロル事務局長
「ヨーロッパのジェット燃料の残量は、せいぜい6週間分くらいしかありません。我々はいま『史上最大のエネルギー危機』に直面しています」
史上最大のエネルギー危機が、回復基調にあった日本の観光業を揺るがし始めています。














