今のイラン体制は“羊の皮を被ったオオカミ”

トランプ大統領
「向こう(イラン)は誰が国を率いているのか分からないほど大混乱だ」
トランプ氏は交渉が進まない理由について、こう主張しました。その上で、「戦場で惨敗続きの“強硬派”と、名ばかりの“穏健派”が内紛を起こしている」などと投稿したのです。

確かに、予定されていた2回目の協議を巡っては、強硬派の精鋭軍事組織・革命防衛隊が「協議は無意味だ」と主張。穏健派のペゼシュキアン大統領などが協議の再開を訴えたものの、軍部の主張が通ったと伝えられています。

現在の最高指導者・モジタバ師は空爆で重傷を負い、意思決定は軍部に委ねていて、ガリバフ国会議長を交渉団の代表に指名したのも軍部だといいます。
そうしたイランの体制について、元イラン大使の齊藤貢氏は、強硬派である革命防衛隊の独裁状態になっていて、穏健派も革命防衛隊の支配下にあり、「分裂はない」と指摘します。

元イラン大使 関西学院大学 齊藤貢 客員教授
「今のイランの体制は、“羊の皮を被ったオオカミ”と呼んでいて、実態は革命防衛隊の『軍事独裁政権』になっている。モジタバ師は形式的には最高指導者ですが、実態はほとんど影響力はないのではないか。ガリバフ国会議長をアメリカは重視している。革命防衛隊も米国が重視していることを利用して、スポークスパーソンに使っている」














