「先生が忙しいから授業をカット」全国学力低下の実態を語る
──ニュースなどでも全国平均が下がってきていると聞きますが、どういった理由なのでしょうか。
(陰山英男さん)
「文部科学省もそのことで非常に焦りを感じていると聞いていましたが、こんなにリアルに出てくるとは思っていなくて、びっくりしました。ここが今日の話のポイントなんですが、学校によってばらつきがひどいんです。
今度、おうち学習に関する新刊を出すにあたり、東京のあるお母さんにZoomでインタビューをしました。そこでいきなりびっくりしたのが、お昼の2時スタートなのに、小学校の子どもたちが帰ってきているんです。水曜日だったのですが、『うちの学校は水曜日は4時間でみんな終わるんです』と。
法令違反ではないか指導要領を確かめたら、ギリギリ違反ではない。しかし、周辺の学校に比べても少なめなんです。理由を聞いてぶっ飛んだのですが、『先生方が忙しいので授業を1時間カットします』と。学校で問題を解かせることはあまりなく、宿題は少ない。とどめは、宿題の答え合わせは親の仕事になっているそうです」
──確かに教員の過重労働は社会問題になっています。一概に否定はできませんが、理由としては少し驚きますね。
(陰山英男さん)
「子どもの指導以外に何が忙しいんだ、と私からするとそう思いますね。」














