東日本大震災で、魚市場が浸水するなど大きな被害を受けた青森県八戸市の水産業界。万が一の事態に備えて、いま、津波注意報以上が発表された時の避難マニュアルの作成が進められています。
防災無線
「北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されています。すみやかに避難できるよう準備してください」
大規模な地震が発生する可能性がいつもより高まっているとして発表されている「後発地震注意情報」。特に警戒を強めているのは、漁業者です。
漁業者
Q.水揚げしているときに地震がきたら?
「やばいね。水揚げしてるとコンベアとかがあるから、すぐには船をだせないので、荷揚げ中に大きい地震がくると最悪。やばいと思う」
漁業者たちが恐れているのは、東日本大震災の時のような津波です。水産業界の中核となる魚市場は、浸水するなど大きな被害がありました。
さらに、館鼻岸壁には大型の漁船が打ち上げられていて、津波の脅威が浮き彫りになりました。
万が一、漁船が水揚げをしたり、魚市場に仲買人が集まって競りをしたりしている時に地震が発生したら、どのように対応するのか。現時点では全体でどのような対応をとるかは決まっていないのが現状です。
八戸魚市場 越後正幸 常務
「うちとしては卸売りという立場上、途中で荷揚げを中止したり、販売を投げ出したり、そういうことになりかねない。人命第一ですが、責任問題とかになれば、よくない」
東北でも指折りの水産都市である八戸市には、漁協や加工場など多くの施設が沿岸部に立地しています。このため、関係機関はいま、津波注意報以上が発表された場合の「避難マニュアル」の作成に取りかかっています。
卸売業者の八戸魚市場が原案を作成し、関係機関と意見交換をしながら、2026年中に完成させる予定です。
八戸魚市場 越後正幸 常務
「市を中心に、生産者・仲買人、全体でルールを作っていかなければならない。みんなでパッと動けるようなマニュアルを作っていかなれけばならないのでは」
災害はいつ起こるかわからず、犠牲者を出さないためには、水産業界が一体となって避難の体制づくりをしていかなければなりません。
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