連日、値上げのニュースばかりお伝えしていますが、全ての食品が高くなっているわけではありません。みなさんが「高い!」と思われているうなぎですが、実は値下げの動きも出ています。

音とともに香ばしい煙が立ちこめます。こちらは茨城にあるうなぎ専門店。九州から仕入れている最高級のうなぎを170年継ぎ足された秘伝のたれでしっとりと焼き上げます。それを地元産のご飯にのせた絶品のうな重。肝吸いや、だし巻き玉子などもついて5900円。

「最高ですね。うなぎの大きさも違うし、味もタレの甘みがあっておいしい。めちゃくちゃおいしい」
「とても柔らかくておいしい」

県外にもファンが多い人気店。もちろん、ここのところの物価高の影響は受けているようで…

うなぎ量深 馬場万作 店主
「お米も上がっているし、炭も上がって、調味料も。全般上がっています。そういうの(値上げ)は気にしなくなっちゃったね。気にしたら滅入っちゃうもん」

その一方で、実は今、うれしい変化も起きていると言います。

うなぎ量深 馬場万作 店主
「うなぎだけが去年から比べて下がった」

ここ数年は、ウナギは不漁で価格が高騰していたのですが、去年は一転、豊漁となり、秋頃から卸価格が下落。今年3月の東京卸売市場での平均価格は、去年に比べ2割以上、下がっているんです。

そこで、この店ではこんなサービスを…

うなぎ量深 馬場万作 店主
「少しでもお客さんに満足してもらいたいので、うなぎも大きくして。お弁当は500円だけ安くして、期間限定ですけど(※24日から5月末まで)」

値下げに踏み切っている店は他にも。明治創業の老舗うなぎ店からのれん分けした人気店。店では、これまで仕入れ値の上昇に合わせて値上げを行ってきたといいます。そのため…

う匠 山家 膳兵衛 大村祐介 店長
「仕入れ値が下がったことに対しては、正直に値下げすることが、一番お客様に信用いただけるということだと思った」

うな丼は1割ほど値下げ。一番人気の塩焼きとたれ焼の両方が味わえる「ハイブリッド」も値下げしています。

う匠 山家 膳兵衛 大村祐介 店長
「夏の土用の丑の日の需要が増えていくと、少しずつ、また値段が上がってしまうこともある。今の時期が一番おすすめ」