「後発地震注意情報」とは何か——巨大地震の前触れを警戒する仕組み
【北海道・三陸沖後発地震注意情報】は、2022年12月に運用が始まった比較的新しい情報です。
北海道から岩手県にかけての沖合に位置する「千島海溝」と「日本海溝」、またその周辺でマグニチュード7.0以上の地震が発生した場合に、さらに巨大な地震が発生する可能性が「普段より高まっている」ことを知らせるものです。

この情報の背景には、過去の歴史的な事例があります。
2011年の東日本大震災は、この地震の2日前に三陸沖でマグニチュード7.3の地震が発生していました。
また千島海溝沿いでは、1963年にマグニチュード8.5の大地震が起きる18時間前に、マグニチュード7.0の地震が観測されています。こうした事例が、この情報制度の根拠となっています。

ただし、過去の統計によれば、マグニチュード7.0以上の地震が発生したあと、1週間以内にマグニチュード8クラス以上の巨大地震が発生する確率は100回に1回とされています。

あくまで、“可能性が高まったこと”を伝える情報であり、地震の予知ではありません。














