来年度から始まる国宝・松江城天守の「令和の大修理」について、工事の総事業費が、当初の2倍となる見通しが明らかになりました。

21日、松江市の上定昭仁市長は定例会見で、国宝・松江城天守の「令和の大修理」の総事業費について、当初の
14億5000万円から倍増し、29億円になる見通しを明らかにしました。

松江市 上定昭仁 市長
「せっかく修理をするのであれば、中途半端に延命をするようなことではなくて、向こう70年、100年、しっかり国宝松江城を守っていけるような修理にしていかなければいけない」

松江城天守は、1950年代の「昭和の大修理」以来およそ70年ぶりに、「令和の大修理」として来年度から3年間にわたり大規模な修繕工事をおこなう予定です

屋根の破損や雨漏りなどが多く見つかり、修理規模が当初の想定より膨らむほか、物価高騰や工期の延長によって修理費用が増える見通しです。

工事期間は当初の3年間か7か月のびて2030年12月までかかる見込みで、工事期間中は、一部期間を除いて登閣できるようにする計画で、7億8000万円の登閣料収入を見込んでいます。

松江市は工事費用について、この登閣料収入や6億円を目標に募る寄付などを充てて市の負担軽減をはかりたいとしています。