今年の「はしか」の感染者数が299人となり、すでに去年1年間の数を上回りました。最も感染者の多い東京にある小学校では、「学年閉鎖」が行われる事態となっています。

東京都内にあるクリニック。

医師
「症状はきのうから熱が出てきた」
患者
「きのう38.3度くらいあって」

こちらの男性が心配しているのは「はしか」の感染について。

感染力が非常に強い「はしか」は主に空気感染で広まり、感染すると10日ほどで発熱や発疹の症状が出て、肺炎などを起こすこともあります。

今年に入ってから今月12日にかけて確認された全国の「はしか」の感染者数は299人。去年1年間の感染者数をすでに上回っています。

今年、最も感染者数が多いのが東京都で、新宿区内にある小学校では、きのうから「はしか」の感染拡大のおそれがあるとして「学年閉鎖」が行われています。

医師
「じゃあ(ワクチンを)打ちますよ。よし、これでOK」

特効薬のない「はしか」には、予防策として「ワクチンの接種」が推奨されていますが。

患者
「抗体があるのか分からなかったので、検査にきました」

クリニックの院長は、接種のまえに「抗体検査」をすすめています。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「ただ単にワクチンを打とうという結論ではなくて、自分の免疫状態を的確に把握すると。『昔ワクチンを打ったから』と思っているうちに抗体価が少し落ちてきている場合には、そこで追加接種をすることで、ぐんと免疫の記憶を強く引き出すことができますから」

厚労省はウイルスに対する免疫を獲得するために、ワクチンを2回接種することを呼びかけています。