「70年間」体内に留まり続けたウラン

論文は今月、国際学術誌「Heliyon」の電子版に発表されました。発表したのは、長崎大学大学院の七條和子医学博士らの研究グループです。

研究対象は、広島で原爆投下の3日後に入市被爆した当時8歳の女性で、78歳で口腔咽頭がんのため亡くなり、肺がんも併発していました。女性の死後、親族から内部被ばくに関する研究の申し出があったということです。

七條氏が写真乳剤を使って放射線の飛跡を捉える方法で確認したところ、女性の肝臓や肺からは、広島原爆に使われたウラン235と考えられる「アルファ線」が検出されました。