岸田総理は三重県伊勢市で行われた年頭会見で、日本の少子化について「これ以上放置できない待ったなしの課題」とし、「異次元の少子化対策に挑戦する」と表明しました。
岸田総理
「異次元の少子化対策に挑戦し、若い世代から“ようやく政府が本気になった”と思っていただける構造を実現すべく、大胆に検討を進めてもらいます」
岸田総理はこれまで、“子ども予算倍増”の道筋を「今年6月の骨太の方針で示す」としていましたが、年頭会見の後、小倉こども政策担当大臣に対し、子ども政策の強化策について今年4月のこども家庭庁の発足前にとりまとめるよう指示すると表明しました。具体的には、▼児童手当など経済的支援や▼幼児教育・保育サービスのほか、▼育児休業制度などを強化するとしています。
また岸田総理は、少子化対策とあわせ、「賃上げをなんとしても実現する」と意欲を示しました。
岸田総理
「賃金が増え、日本企業が強くなり、子どもが増える。そんな社会を、次の世代に引き継いでいきます。ぜひ 、インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたい」
物価がどの程度上昇したかを示す「インフレ率」。岸田総理は、これを上回る賃上げを目指すとし、「賃金が毎年伸びる構造をつくる」と表明しました。
一方、同じく伊勢神宮を参拝した立憲民主党の泉代表も会見で「賃上げは絶対に進めていきたい」と述べ、国民民主党の玉木代表は「5%の賃上げを必ず実現し、通常国会を賃上げ国会にしていきたい」と強調しました。
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