春の花が咲き誇り、まさに春爛漫の季節を迎えていますが、春から初夏を迎えようというこの季節にも原油高騰の影響がじわりじわりと忍び寄っています。

春から初夏にかけて野山を彩るシャクナゲ。

島根県美郷町の「シャクナゲパーク花ノ谷」で今、シャクナゲが見ごろとなっていて、およそ3000平方メートルの園内にある350本ほどのホンシャクナゲが一斉に花を咲かせています。

地元ボランティアらでつくる「シャクナゲパーク花ノ谷保存会」がもともシャクナゲの自生地だった場所を楽しめるようにと30年ほど前に整備しました。

地元の人によりますときょうで5~6分咲き、来週末ごろまでが見ごろになりそうだということです。

赤やピンクの花びらが目をひくチューリップに。丘一面を彩るネモフィラ。

鳥取県南部町のとっとり花回廊も春爛漫です。

来園者(オーストラリアから)
「チューリップはそんなにない。とても素晴らしい。とてもきれい」

「チューリップがめっちゃきれいです」

ハイシーズンを迎えつつあるこちらの施設ですが。

記者 小村ののか
「園内を彩るきれいな花。これを保つための設備にも中東情勢の影響が及んでいます」

1年を通してランが楽しめるフラワードームはボイラーを使って室温を10度に保っていますが、ボイラーに使う重油の仕入れ値が1リットル当たり12円ほど上昇。

多い時には月におよそ4万リットルの重油を使うためこれだけでも48万円の費用が増加します。

とっとり花回廊 佐伯哲哉 総務課長
「使用量が多いのでちょっとの値上がりでもかなり金額としては上がるのでなかなか痛いかなというところはあります」

さらに、石油輸送の海の要衝・ホルムズ海峡の事実上の封鎖により、業者がプラスチック製品の原料となるナフサを調達できないため、4月に納品予定のごみ袋がまだ納品されず、めども立っていません。

園内にごみ箱は20か所にあり、ごみ袋が月に200枚必要だということで、大型連休の行楽シーズンを目前に維持費用の増加と資材不足に気をもむ日々が続きそうです。