観光シーズンが本格化します。富山と長野を結ぶ立山黒部アルペンルートが15日、全線開通しました。壁の高さはこれまでで最も低くなったものの、開通初日のこの日は、朝から多くの観光客でにぎわいました。

嘉藤奈緒子アナウンサー
「カーブが連続する『七曲りです』雪原にS字状の曲線がくっきりと描かれています」

15日、全線開通を迎えた立山黒部アルペンルート。北アルプス立山連峰を貫き、富山と長野を結ぶ全長37キロの山岳観光ルートです。

この日は、標高およそ2450メートルの室堂ターミナルで開通を祝うセレモニーが行われました。

高木健至記者
「きょう全線開通した立山黒部アルペンルートは多くの観光客でにぎわっています」

けさは、雪や雨がちらつくあいにくの空模様となりましたが、それでも国内外から多くの観光客が訪れ、富山が世界に誇る自然の大パノラマを堪能していました。

観光客
「ミャンマーから来ました。ありがとう」「台湾から来ました。はじめて雪を見ました。とてもロマンティックです」「マレーシアから来ました。とてもすごい。素晴らしい」

長崎から
「もう感激。感激。やっぱり自然のチカラってすごいんだなって」

観光客のお目当ては巨大な雪の壁「雪の大谷」です。

ことし、最も高い地点の壁の高さは、去年より4メートル低い12メートル。1994年に「雪の大谷ウォーク」が始まって以来、最も低くなりました。

立山黒部貫光によりますと、3月の降雪量が少なかったことに加え気温も高く、雪解けが進んだことが要因だということです。

千葉から
「バスより高いって知ってたけど本当に見ると高いんだな」

長野から
「迫力すごいです。大きいな。高い」

記者
「壁の高さが12メートルだそうです」

長野から
「聞いてすごくがっかりした。ことし雪が少なかったからしょうがないかな」

ことしで全線開業55周年を迎えた立山黒部アルペンルート。

節目の年を記念し、インターネット販売の「WEBきっぷ」では、6月1日から55日間限定の早割り予約が実施されるほか、特別イベントも実施される予定です。

立山黒部貫光によりますと、例年、海外からの観光客は台湾や韓国が多く、今シーズンは昨年の84万人を上回る観光客の入り込みを目指しています。

アルペンルートは11月末まで、雪の大谷は6月25日まで楽しむことができます。

立山黒部貫光によりますと、きょうの観光客速報値は富山側から3100人、長野側から2700人のあわせて5800人と、上々の滑り出しだということです。

55周年特別イベントは、4月下旬からホームページにて告知されます。