なぜ歩道走行が「当たり前」になったのか
道路交通法において、自転車はエンジンを持たない「軽車両」であり、自動車と同様に車道の左側走行や信号遵守が義務付けられている。飲酒運転も禁止。これら法律上のルールは今も変わっていないが、1970年代以降、自動車の増加に伴う事故を減らすため、自転車の歩道走行が一部例外的に認められる扱いになった。
さらに2008年から警察は、13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者、身体障害者などに限って歩道走行を認める扱いを加えた。その場合でも歩道では「徐行」し、歩行者の妨げになる場合は「すぐに止まるか、自転車から降りる」よう決められている。
加藤氏は、東京の歩道を見ていると、歩道を走っている自転車の多くは本来「例外」の対象外である14歳から69歳の健常者で、しかも徐行し、すぐに止まる自転車はめったにいない。「強者」になった自転車がルールを無視して歩道を我が物顔で走る。自転車運転は自分の都合だけ考えてマナーやモラルが崩壊してしまったと分析する。














