この超低空頭スライド工法により、道路や線路で通行止めをかけず新たな基礎が補強できるようになり、これまでJR身延線の鉄橋改築工事などで使用されてきました。

電車を止めずに基礎補強工事が出来る


また従来4.5mだった高さを3.1mまで下げ、山本基礎工業は「基礎工事の重機では世界最小」と話しています。更に固定されていたやぐら部分を90度回転できるよう改良し、より狭い場所で基礎が造れるようになるということです。

山本基礎工業常務 田邉俊彦さん
大きなインフラも新しく作り変えるというより、補強していく方向になる。その時にこういう橋の下に潜り込んで耐震補強が出来ることが今後のインフラ整備の中心になっていくのでは。

山本基礎工業は超低空頭スライド工法の特許を既に取得し、5月に千葉県の幕張メッセで開かれる最先端の建設や測量機械の展示会でお披露目する予定です。