“逆封鎖”も…イランは攻撃示唆 ホルムズ海峡は“最強カード”
小川彩佳キャスター:
13日午後11時。トランプ氏がイラン海上の「逆封鎖」を宣言したの開始時刻を迎えましたが、イラン側はどう対応するんでしょうか。イラン側の最新の動きを伝えてください。

JNN中東支局長 増尾聡記者:
アメリカが指定した時間を迎えましたが、今のところ大きな動きというのは入ってきていません。
そもそも、ホルムズ海峡の船舶の動きは、既に限定された極めて少ない動きです。ホルムズ海峡の封鎖によって、あまり大きな変化がもたらされないんじゃないかといった声が上がっています。
一方で心配なのは、今後のイランの出方です。イランの革命防衛隊は、アメリカが海上を封鎖すれば、オマーン湾やまたペルシャ湾にある港は、もはやもう安全なものではなくなると、攻撃を示唆しているんです。
アメリカの脅しに対してイランを脅し返しているといった形です。
イランにとってはホルムズ海峡の管理というのは、彼らが持っている強力なカードです。週末にかけて行われた協議でも、そのカードの威力の強さというのを改めて再認識したはずです。
今後もこのホルムズ海峡を巡る動きについて、イランは強硬な立場を崩さないと思いますしそれに伴って、この緊張というのは続いていくものだと思います。
藤森祥平キャスター:
アメリカが「逆封鎖」をするというのもよくわかりませんが、イランは一歩も引かないので、海上戦に繋がってしまうリスクも高まっています。また、イランのパイプが独自にある中国、インドなどの船を止める法的な根拠もアメリカにはない中で、アメリカの狙いは何でしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
政治的には、イランにとっての最大のカードはホルムズ海峡です。トランプ大統領はそのカードを奪いたいというのが狙いです。ところが問題点が山ほどあります。
イランの石油に依存してる中国・インドは戦争当事者ではありません。なので、アメリカが「あなたたちはだめです」という権限は全く国際法上ないため、中国・インドがすんなり引き下がるとは到底思えません。
アメリカは、おそらく場合により臨検や拿捕という脅しをかけます。
そうすると、今度はイラン側がアメリカの船に対して、ミサイル攻撃やドローン攻撃をする。そうすると、イランとアメリカの海上戦になり、また原油価格が暴騰するということも考えられます。
藤森キャスター:
日本に対しては何か求めてきますか?
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
最近、気になるのはトランプ大統領が「日本や韓国は何もしてくれない」ということを続けて発言してるんですね。
特に今回、ホルムズ海峡周辺に機雷が埋まっているのではないかとみられています。しかし、アメリカには機雷を掃海する技術はあまりありません。そこで、機雷の掃海技術が非常に高い日本の自衛隊に出てくれとトランプ大統領が言ってくる可能性があります。
日本にとっては、その戦闘中の場所に掃海船で派遣する権限は全くありません。法的根拠もないです。ですからこれは高市総理にとっては非常に悩ましい問題になってくると思います。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
政治記者歴30年 福島県出身

















