塩釜港で宮城海上保安部の巡視船から重油が漏れ出した問題で、被害を受けた宮城県七ヶ浜町のノリの廃棄処分が、13日から始まりました。

宮城県七ヶ浜町東宮浜(とうぐうはま)では、重油被害を受け廃棄されるノリの水揚げ作業がけさも行われました。

漁師:「(ノリの処分は)悲しいせっかく作ったノリだから最後までちゃんと処分してあげないとと思ってみんな頑張っている」

漁港近くの加工場では、4月3日から、1日あたり約7トンの重油の被害を受けたノリを処分しやすいように板ノリに加工しています。

被害を受けたノリは、板ノリにしてから焼却処分することになっていて、この加工場には段ボール100箱以上が保管されています。

一方、午後からは収集業者が七ヶ浜町松ケ浜(まつがはま)にある加工場3か所を回り、合わせて約170万枚のノリを回収し、利府町内の焼却施設で焼却しました。

漁協によりますと、重油の被害で出荷できなくなったノリは2200万枚に上り、肥料にする一部を除き、1週間ほどで焼却されるということです。

この問題は、3月25日、塩釜港で宮城海上保安部の巡視船「ざおう」から最大1万5000リットルの重油が流出したものです。

県によりますと、重油漏れによるノリの被害額は3億円に上る可能性があり、漁協が海保側に補償を求めることにしています。