今後、宮崎県内での流行が懸念される「はしか」についてです。
隣の鹿児島県では8日までに27人の感染が確認されるなど、全国的に感染者の増加が止まりません。
医師はワクチンの接種を呼びかけています。

麻しんウイルスによる急性の全身感染症「はしか」。
最初は、風邪のような症状からしだいに高熱が出て、発しんが体全体に広がります。

県内でも先月29日、宮崎市に住む20代の女性が「はしか」と診断されました。

(さとう小児科 佐藤潤一郎院長)
「感染力が最大と言ってもいいくらいの感染力を持っているウイルスなので、大変危惧しています」

「はしか」は、すれ違っただけでも感染するおそれがあるほど感染力が非常に強く、先月、県内で確認された患者の接触者が今週末から来週にかけて発症するおそれがあります。

(診察に来た子どもの母親)
「保育園とかも行っているので、いろんなところに出かけているので心配」

有効な対策はワクチンの2回接種です。

現在の制度では、1歳児と小学校入学前の子どもは定期接種として無料でワクチンを受けることができます。

ただ、2000年4月1日以前に生まれた世代は、接種が1回のみ、あるいは、全く受けていない可能性があり、確認が必要です。

(さとう小児科 佐藤潤一郎院長)
「確認としては、母子手帳の麻しん・風しんワクチンのところに、接種した記録があるかどうかを見てもらえれば、分かるかと思う」

佐藤医師は、大人のワクチン接種は免疫力の弱い乳幼児を守ることにもつながると言います。

(さとう小児科 佐藤潤一郎院長)
「今の制度だと、一歳未満の子ははしかに対する防ぎょが無防備な状態なので、そこの子たちを守るためにも、社会でワクチンを打って守ることが大切かと思う」

佐藤医師によりますと、ワクチンの接種率が95%を越えると「はしか」は流行しないそうです。
宮崎県内の接種率は90%程度ということですので、まん延させないためにもワクチン接種を検討していきたいものです。