北朝鮮の拉致被害者・横田めぐみさんの新潟市内にある母校の中学校では、あの桜がめぐみさんの帰りを待ち続けています。

新潟市中央区にある寄居中学校です。桜がきれいに咲き誇り、見頃を迎えていました。49年前の春、この場所で写真を撮っていた横田めぐみさん。7か月後に北朝鮮に拉致されました。

めぐみさんの同級生は、毎年この時期に中学校を訪れ、桜の木の下でめぐみさんとの再会を祈っています。
【めぐみさんの同級生 池田 正樹さん(61)】
「僕たちは卒業しましたけど、歴代の校長先生が、めぐみさんが帰ってきたら卒業式をと言ってくれるんです。その心はありがたい」
90歳の母・早紀江さんも桜に思いを込めました。

【横田早紀江さん(90)・電話音声】
「めぐみちゃんのいなくなった頃と重なって、桜は悲しい思いと、美しいという感動の思いと、不思議な感覚でいつも眺めていました」
「今の桜のようにね、(めぐみさんに)元気でいていただいて、向こう(北朝鮮)で。そればかり願ってお祈りしております」
めぐみさんの写真に映っていた桜の木は年月が経ち、弱っていました。そこで、同級生たちは去年、当時の桜のすぐそばに“5本”の苗木を植えていました。

【桜の生育確認ノイズ】
「去年はこの辺り。この辺りまでしかなかった。
この分は伸びてる」
この桜はまだ花を咲かせるまでに成長していませんでした。
しかし…その傍らにあり49年前にめぐみさんの入学を見守った桜の木は朽ちた幹から伸ばしたわずかな枝で懸命に花を咲かせていました。


【めぐみさんの同級生 小栗 武さん(61)】
「拉致問題の解決に向けて応援してくれているようだ。『お前らもがんばれよな』って言ってくれるような、そんな気がすごくしました。めぐみさんにみてもらいたい」
【めぐみさんの同級生 池田 正樹さん(61)】
「帰ってきてね」
めぐみさんの拉致から49年。
家族も友人も桜も一刻も早い再開を願い続けています。













