宮城県の塩釜港で宮城海上保安部の巡視船から重油が漏れ出し、収穫前のノリやワカメが重油が付着する被害を受けた問題で、養殖網にも被害が出ています。出荷できなくなったノリの成長が進み、その重みで網が破損しているのです。

宮城県七ヶ浜町東宮浜では9日も海面に油が浮いている様子が確認できました。
この問題は3月25日、塩釜港に停泊中の宮城海上保安部の巡視船「ざおう」から重油が最大で1万5000リットル流出し、収穫前のワカメやノリなどの水産物に油が付着する被害が出たものです。

重油の流出を受け県漁協は、今シーズンの七ヶ浜町のノリの出荷をストップしました。このため水揚げできないノリの成長が進み、その重さや波に耐えられなくなった養殖網の破損が進んでいるということです。
9日はそうした養殖網の撤去作業が行われました。

七ヶ浜の漁業者:
「(ノリを)刈らないとどんどん伸びて、網が痛んでしまう。ぼろぼろになってしまって手が付けられない状態。疲れる。いつもの仕事ではないので」

宮城県によりますと、重油漏れによるノリの被害額は3億円に上る可能性がありますが、県漁協は破損した網などの養殖施設についても被害額をまとめた上で海保側に補償を求める方針です。県漁協では、4月30日までに網の撤去を完了することにしています。















