「小学校の授業で”音読”が怖かった」

小学校の通級指導教室で講演の様子

福岡市内の小学校。この日は通級指導教室で小学生12人と保護者11人が加藤さんの言葉に耳を傾けていました。

ライジングゼファーフクオカ 加藤寿一選手
「教科書に書かれている漢字はわかっているのに、その読み方が言葉として出てこない。周りが声に出して教えてくれた言葉が耳に入ると、スラっと読めるようになる。どうして簡単な漢字が読めないのかと思われることもありました」

自身の経験を話す加藤さんをまっすぐに見つめる子ども。そして、何度も首を縦に振って頷く保護者。

1人の小学生が加藤さんに質問しました。

小学生「友達から話し方について聞かれたとき、どう答えたんですか?」

ライジングゼファーフクオカ 加藤寿一選手
「最初は普通だと思っていたから『なんのこと?』と言っていました。でも、小学生の頃、からかわれたり、喋り方を真似されたり、ばかにされたりもしてきて、その時はその場で笑って、何も言えずにその場から離れるようにしていたかな」

息子が上手に話せないことに気付いた母親に連れられ、幼稚園の年中から中学3年生まで、神奈川県にあるこども医療センターの言語科で訓練を続けた加藤さん。

「友達と楽しく会話したい」と、出ない言葉を無理に出すのではなく、体を使って伝えたり、同じ意味を持つ言葉に置き換えたりするなど自分なりの克服方法を見出しました。