2025年7月18日から同年8月4日までの短期間に、勤務先の福岡県田川市の保育園において、当時5~6歳の園児9名に対し、合計30回の暴行を加えた保育士・中村麗奈被告(25)。
中村被告は、運動会などの行事の準備に追われるプレッシャーや、園児が中村被告の指示に従わず、思い通りに事が進まないことへのいらだちなどから、園児を怒鳴る回数が増えていき、さらには複数の園児に対して暴行に及ぶようになっていったという。
裁判で検察側は「被害にあった園児の精神的・肉体的影響はもとより、常態的に目の当たりにしていた園児の精神的影響についても相当なもの」などと主張し拘禁刑2年を求刑。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決が妥当との科刑意見を述べた。
判決で福岡地裁田川支部は
「暴力に対して抵抗する力や、自身に生じた被害を適切に伝える力を十分に有しない園児らに対し、何度も暴力を振るったその態様は悪質」
と厳しく指摘したうえで、中村被告に有利な事情も考慮し、執行猶予付きの判決を言い渡した。














