中国共産党の中央対外連絡部長が北朝鮮の中国大使と会談し、10月に行われた中国共産党大会の内容について説明しました。

中国の劉建超中央対外連絡部長は29日、北朝鮮の李竜男駐中国大使に会い、10月に行われた中国共産党大会の最も重要な成果は習近平国家主席を核心とする新たな指導部の選出だったなどと説明。

習氏の権威をさらに高めるスローガン「二つの確立」は決定的な意義があると強調したということです。

これに対し北朝鮮の李大使は「習近平同志を核心とする中国共産党の強力な指導の下で、中国と人民が社会主義現代国家建設という輝かしい成果を上げると信じている」と述べ、両国の関係強化への意欲を示したということです。

中国は各国首脳との対面外交を再開していますが、北朝鮮との対面での首脳外交は北朝鮮側がコロナで往来を制限しているため、今回、北朝鮮側には大使を通じて党大会についての説明を行うことになったものとみられます。