高知市で門松などの正月用品を販売する恒例の催しが行われました。
毎年29日と30日に高知市の追手筋で行われる「しめ縄市」。半世紀以上の歴史があります。「しめ縄」という名前がついてはいますが、いまは、作り手の高齢化が進み、しめ縄はありません。それでも、門松をはじめ、鏡餅などが販売されていて、訪れた人たちが正月用品を買い求めていました。
この市では4つの店が門松を販売していました。今年は材料の調達も困難だったと言いますが、自宅用から1.5メートルほどある大きなものまで、正月を華やかに彩る大小さまざまな門松が並んでいました。
▼約50年門松を製作島本好女さん
「山へはしくりまわってナンテンを集めたりくまざさを集めたり。一つ一つ愛情込めて作っているので、お客さんが買ってくれてうれしい。みんな幸せにしてもらいたい、やっと今年の私の役目が終わります。」
「しめ縄市」を主催する団体によると、高齢化により2023年の開催は未定だということですが、開催を望む声が多くできる限り続けたいと話していました。