北朝鮮メディアは、朝鮮労働党の中央委員会総会に金正恩総書記が29日も出席したと伝えました。4日連続での出席で、この日、戦術・戦略核について話し合った可能性が指摘されています。

円卓で側近たちと話し合う北朝鮮の金正恩総書記。ダークスーツにノーネクタイ姿です。

国営の朝鮮中央通信などによりますと、26日から始まった朝鮮労働党の重要政策を議論する中央委員会総会は29日も続き、金総書記が4日連続で出席。来年の闘争計画をまとめるための部門別の議論が行われたということで、主要幹部らが出席する様子が報じられました。

韓国の通信社「聯合ニュース」は、この日の総会に軍需工業部長と国防科学院長がともに出席したとして、戦術・戦略核などについて話し合われた可能性があると分析しています。

金総書記は総会の2日目に、「国防力強化の新たな核心目標」を提示したと伝えられていて、核・ミサイル開発などに関し、具体的にどのような方針を打ち出すのかが注目されています。