イラン上空で撃墜されたアメリカ軍の戦闘機の乗員1人が行方不明になっていましたが、複数のアメリカメディアはこの乗員1人が救出されたと伝えました。
アメリカのワシントン・ポストは4日、イラン上空で撃墜されたアメリカのF15戦闘機の乗員のうち、行方不明になっていた1人をアメリカ軍が救出したと伝えました。アメリカの当局者の話として伝えたもので、救出作戦に関わった全員が無事帰還したということです。
アメリカ軍のF15戦闘機は3日、イラン上空で撃墜され、1人は機体から脱出後ただちに救出されましたが、もう1人の救出作戦は4日まで続けられていました。
アメリカ国内ではイラン側が乗員を拘束した場合、アメリカに譲歩を迫る材料にするのではないかとの懸念が広がっていました。
こうした中、トランプ大統領は5日、SNSに投稿し、「ここ数時間のうちに、アメリカ軍は歴史上、最も大胆な救出作戦のひとつを成功させた」と書き込みました。
この「救出作戦」は、F15戦闘機で行方不明になっていた乗員1人の救出を指しているとみられます。
トランプ氏は救出されたのは「非常に尊敬されている、大佐でもある人物だ」としたうえで、「負傷しているが、すぐに良くなるだろう」と書き込んでいます。また、作戦には「数十機の航空機を派遣した」と明らかにしました。
そのうえで、アメリカ軍が3日にパイロット1人を救出していたものの、「2件目の救出作戦を危険にさらすことを避けるため、当時は公表していなかった」とも説明しています。
トランプ氏は「敵地深くでアメリカ軍の2人の乗員が別々に救出されたのは軍の歴史上、初めてのことだ」と強調し、「アメリカ側に1人の死者も、負傷者も出さずに作戦を成し遂げたという事実は、我々がイラン上空で圧倒的な制空権と優位性を確立していることを改めて証明するものだ」と主張しています。
トランプ氏は1日の演説でも「イランのレーダーは完全に破壊された」などと述べ、イラン上空の制空権を得たと主張していましたが、3日にF15戦闘機が撃墜されたことで懐疑的な見方が広がっていました。
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